八尾に春を告げる野菜

「八尾若ごぼう」ってどんな野菜?

 一般に根を食べる普通のごぼうとは異なり、根・軸(葉柄)・葉(葉肉)のすべてを食べることが出来る八尾の特産野菜です。
 原産地はヨーロッパからアジアにかけての温帯地方で、中国から薬草として渡来したといわれています。江戸時代から大正時代にかけて八尾市域に栽培が広まり、現在では主に南高安地域が中心産地となっています。
 早春の豊かな香りとシャキシャキとした歯ざわりが特徴で、地元では「春を告げる野菜」として、親しまれています。
 江戸時代からの伝統といわれる「矢型」の束で出荷されることも大きな特徴です。束ねた形が矢に似ていることから、別名「やーごんぼ」とも呼ばれています。
 平成25年8月には「八尾若ごぼう」の名で地域団体商標を取得しました。

栄養満点!レシピ豊富!実はすごい野菜なんです!

 9月中旬の種まきから2月上旬~4月上旬の出荷まで、約5~6か月もの間、 八尾若ごぼうは大地の恵みをたっぷりと吸収して育ちます。
 鉄分、食物繊維、カルシウムといった栄養素が豊富に含まれているほか、近年ではポリフェノールの一種であるルチンという成分も検出されました。
 特に葉の部分にはルチンが豊富、なんとケールの4倍もの含有量を誇ります。
 地元では、定番の炒め煮をはじめ、かき揚げや炊き込みご飯、パスタなど、和・洋問わず様々な料理に使用されています。
 「煮てよし!炒めてよし!炊いてよし!」根・軸・葉まで丸ごと食べられるお買い得な野菜です。

旬の時季

ハウス栽培:2月上旬から2月下旬
露地栽培:3月上旬から4月上旬
※気候により多少変化いたします。